最近では、「SNS」という言葉を耳にしない日はないくらい、多くの人たちがネット上の通信ツールを利用する時代になった。
インスタ映えとか、フォトジェニック的な写真をとるために、そこかしこで人目を気にせず、写真をとる姿を目にするこの頃。
挙句のはてには、楽しそうな写真を投稿するために、友人や恋人の代行サービスなんていう商売も横行しているようで・・・。
とにかく、リア充(現実の生活が充実していることのネット造語)な写真を投稿するためなら、架空の友人でも虚無の世界でもなんでもありで夢中になっている現代人の習性には、理解しがたいものがある。
芸能人や飲食店のPRならまだしも、一般人はそこに何を求めているのだろう?
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最近、家族で旅行に行った時のこと
「飛行機見るの好きやねん」といって、楽しそうに飛行機をみる年老いた父の後ろ姿を思わずカメラに収めた。
インスタ映えしない何気ない写真ではあるが大切な思い出の一枚で、もちろん投稿はしないが、自分にとっては最高の「リア充」なショットとして誰にも「イイネ」をつけてもらえなくても、自慢の一枚に変わりはない。
ともかく、SNSでのお洒落なキラキラした投稿に、自分と比較して劣等感を感じる現代人が多いのは周知の事実である。
その中で、それは必ずしも現実を反映したものでないことも、運営元は周知してもいいのではないか・・・老婆心ながら思うこの頃である。