望(のぞみ)

令和になって初めての新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が、皇居において行われた。

本年のお題は「望(のぞみ)」

この一文字が歌の中に入ることが条件となるそうだ。

17年ぶりに出席された皇后さまは
「災ひより立ち上がらむとする人に若きらの力希望もたらす」という御歌を披露されたとニュースで知った。

自然災害の被災地を訪れた際に、各地で若者たちが献身的にボランティア活動を行い、人々に復興の希望と勇気を与えていることを頼もしく感じたとの思いを詠まれたそうで・・・。

本当にそうだ。

我が国の国民は、万葉の時代から幾度と繰り返される戦火の中を、自然災害の脅威にさらされ、荒廃した大地の中から容赦なく襲う閉塞感に屈せず、共に手を携えて立ち向かい生き抜いてきたからこそ今がある。

それが日本の強味。

その強味が日本の望み。

皇室のある歴史の深い国の一員として、

令和の時代、今までの常識では判断できないことや、想定以上のことがおこるだろうけれど、共に感じ、共に前に歩みを進めることができたらと・・・

心より望む。

本年も、よろしくお願いいたします。

大阪木材工場団地協同組合にもどる

誇り

「すみっコぐらし」をご存知ですか?

実は、その存在は子供向けのアニメくらいしか認識がなかった。

まして映画が上映されていることなど知るよしもなかったが、「すみっコぐらし  とびだす絵本とひみつのコ」と題したその映画は、観た人のSNSから評判を呼び11月から公開されているにもかかわらず現在も回数こそ少なくなっているが、まだ映画館で上映されているほどで・・・。

物語は、絵本の世界に入り込んだ「すみっコ」たちが、自分がどこから来たのかも分からない新キャラクター「ひよこ」のお家を探してあげるというもので
これ以上の説明はネタバレになってしまうので控えさせていただくが、キャラクター達の「居場所」探しに自分を透過し、多くの大人たちの共感を得て大ヒットにつながった。

で、「すみっコぐらし」???となっている方向けに、簡単に説明すると

電車や部屋のすみっこが落ち着く、なんだか自信がない、恥ずかしがり屋で気が弱い等、ちょっとネガティブなキャラクター達の何気ない日常が描かれており「見た目のかわいさだけでなく、それにプラスして共感、シュール、ネガティブ、ちょっと変など、なにかひっかかりのあるコンセプトと、一貫して描かれている優しい世界感に、人として大切な何かを教えてくれると大人たちがハマった。

話題性や規模の壮大な作品もいいけれど、人の心にそっと響く繊細でクオリティの高い作品に、日本のモノづくりの技術の高さを感じる。

これが「JAPAN」なのだ。
だからこそ、日本のアニメは世界中で支持されるのだ。

年が明けると、いよいよ東京五輪。

たとえ、恥ずかしくても、控えめでも、目立たなくても、居場所がわからなくても、安心して誇れるものがある国の一員として、訪日者を迎えたいものである。

皆様、一年間ありがとうございました。
どうぞ、お正月を健やかにお過ごしください。

来年も、よろしくお願いいたします。

大阪木材工場団地協同組合にもどる

無知であることに

IT大手企業のヤフーとラインの経営統合のニュースには驚いた。
そして、そのニュースに関連した街頭インタビューでの若者の対応にもっと驚いた。

友達との連絡の手段は?
・・・ラインかなぁ→これは分かる。

買い物や検索エンジンとしてヤフーは利用している?
・・・使わない。
・・・ヤフーは年配の人しか使わないっしょ(笑)→えっ??

この回答にはショックをうけた。
そもそもパソコン開けると、無条件にヤフーがトップ画面ではなかった?
インターネット検索も、そのまま使わないの?

当たり前の感覚って、知っているつもりってこわい。

人間というのはよく知らないのに「知っているつもり」になったり、強い意見を持ってしまう習性があると何かで読んだことがある。

あるバラエティ番組で「とり肉ってなんの肉?」ときかれ答えられない芸能人をみて笑っていたけれど、そういうことなのだ。

まぁ、知らないってことを知れば、人はちゃんと軌道修正する力も持ち合わせていると信じているけれど・・・。

ともかく、「つもり」のままでいると、知らず知らずのうちに錆びていくのだ。
せめて、身の回りに起こる事くらいは「何もしらない」はやめようと

大手企業の経営統合のニュースに思う。

阪木材工場団地協同組合にもどる

次へ

いやいや、盛り上がりましたー!

ラグビーワールドカップ自国開催に、想像以上に楽しんでいる自分に驚いている(笑)。

世界の強国のプレーにしかり、いや、やはり、我が国の戦士たちの活躍には
度肝をぬかれた。

もちろん「にわかさん(-_-;)」なので、ルールとかはよく理解できていないけれど、選手それぞれの魂のこもったプレイは、見ているだけで熱くなった。

正直なところ、当初は多くの外国人選手が桜のジャージを着ていることに違和感を覚えたが、それぞれの選手が、君が代を斉唱し、日本をリスペクトし、日本を愛し、懸命に闘う姿を目の当たりにし、そんな感覚は知らない間に消えていった。

まさに、「ONE TEAM」

倒れても、倒れても、前に進む姿は間違いなく、人々の心に勇気と感動を与えてくれた。

ともかく、自国開催という重い鎧をおろし闘い終えた戦士と支えた続けた全ての人に感謝の気持ちと、これから進むべく道にエールを送りたい。

そして
このワールド杯自国開催に尽力し、誰よりも、彼らのベストマッチを信じ楽しみにしていた「ミスターラグビー」こと故平尾誠二氏に想いをはせる。

きっと彼ならこう言うに違いない。

「な、ラグビーっておもしろいやろ!!」

はい、すご~くおもしろかったです!

この感覚は、きっと次につながると思います。

大阪木材工場団地協同組合にもどる

自己責任

来月から予定されている消費税増税に伴い、巷ではキャッシュレス決済の
消費者還元とかやらで賑やかであるが・・・。

ついていってますか?
すでに、いろいろ利用されている方も少なくないと拝察します。

実は、何から手をだしたらいいのか? セキュリティとか大丈夫なのか?
そもそも、そんな色々使い分けできないし等と言い訳をたくさん用意しな
がら、手をつけれず、クレジットカードとの違いがよくわからん。と、居
直っている始末で・・・。

スマホに登録していれば、現金もカードも持ち歩く必要もなく、レジでの
支払いもスムースで、しかもポイントもたまって節約にもなる等、メリット
ばかりの情報が先導していて、どうも気が進まない。

東京オリンピックや大阪万博に向けて、インバウンド需要拡大に伴う税収アッ
プを見据え、日本のキャッシュレス決済比率を上げたいという政府の方針の中
には、国民の情報を管理しようとする目論みもある。
還元という謳い文句で国民を引き寄せ、利点を知っている人や、制度をうまく
使いこなせる人にはメリットがあるって、なんだかお上らしいやり方だなと、
もやもや感は残るけれど

結局のところは、人が作るもの。
どんなに進化した機能になっても、信頼関係がなければ、何も進まないのでは
ないだろうか。

これからの時代、それも含めて、自分の情報は自分で守る覚悟をもって、
注意深く、賢く対応していくことが必須となるのだろう。

すべては自己責任の範疇で、が令和の生き方になるのか・・・。

とりあえずは・・・様子見とするか(-_-;)

大阪木材工場団地協同組合にもどる

こころ

最近、たまに見かける赤いタグの十字とハートの「ヘルプマーク」

援助か配慮を必要としているが、外見では分からない人のために東京都が作成
したピクトグラムである。

そのマークを身に着けたことによって、見た目では分からないのに何故、障害を主張するのか?と親戚から叱責をうけたというSNSをみた。

当然、本人はそのマークで恩恵を受けようとしているのではなく、ただ理解を求めようとつけたと推測されるが、それを受け入れるのはハードルが高いのか・・・

・・・・・・

先日、家族が足の手術をした。
退院後、リハビリのための病院通いに電車に乗った時のこと。

優先座席は満席で、もたれ掛かる場所もなく懸命に立っていても、誰一人として席を譲ってくれる人はいなかったらしい。

本人曰く

席に座れなかったことも辛かったが、席を譲る考えなど全く持ち合わせていないスマホに興じている人達の姿を目の当たりにして、健康な時は気が付かなかったこの現状に、ショックをうけたそうである。

もちろん、たまたま優先座席を必要としている人で満席だったのかもしれないし、空いている電車を待って乗ればいいやん!との声もあるだろうが・・・。

結局のところ、目印をつけても、松葉杖を使っていても、周囲の人の理解あってこそということになる。

何か、人として変えてはいけないものが変わって
変わらないといけないものが変えられず、意味不明な事件が多発する昨今。

来月には、ラグビーのワールドカップが始まる。これを皮切りにはじまる国家プロジェクトには大勢の人々が世界中から集まるだろう。

おもてなしの国として、お客様を迎えるのはもちろんのこと、人に優しい国として困っている人がいたら、何の戸惑いもなく手を差し伸べられる、そんな国でありたい。

おもてなしの心はすべての人の中にあるはずなのだから。

大阪木材工場団地協同組合にもどる

74回目

8月6日と9日

絶対に記憶しておかなければいけない日。

74回目の朝をむかえ思うこと。

今では8月6日といっても、何の日なのか知らない若者が増えたそう。

それもまた、それだけの時間が過ぎ、そこから立ち上がり生き抜いた人々が今の日本を築いてくれたからこそで・・・。

隣国との関係がこじれてきている今日

様々な事情の中、この関係がどの方向に進むのか不透明ではあるが。

今日だけは、共に心を合わせることはできないものだろうか。

何もできないけれど、この場で、毎年必ず書き記しておくことを誓おう。

広島 原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉

「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」

大阪木材工場団地協同組合にもどる

色々

数の多さを「色々」と書くように、色の数は無限にある。

人はその中でどれだけの色を識別しているのだろう。
人によるだろうが、通常は187万5000色は見える範囲なのだとか。

そんなに識別できているのか?

自分に当てはめるとそんな実感はないけれど。

その中でも人は緑系が一番多くの色味を識別できると話に聞いたことがある。

そういえばそうか・・・
身近な樹木の葉っぱひとつをとっても、微妙な色味の違いはよくわかる。
逆に、それは青なのか?緑なのか?と迷うこともあるけれど、それも含めると確かにと納得する。

なぜか?

それは、かの昔、猿から人へ進化を遂げるもっと昔からのこと。。
森林の中で暮らしていた頃に、一番目にしていた色が「緑」だったからだそうだ。

DNAがそうさせるのか?遺伝子は変化しても五感にしっかりと刻まれているようだ。

だから、森の色は目を休め、フィトンチッドの香りに心が癒されるのか。

梅雨から初夏にむかって、ますます緑が深くなる時期

なんだか森林浴に行きたくなってきた(^^)

久しぶりに、この休日は金剛山でも行ってみるか!!

大阪木材工場団地協同組合にもどる

記憶

大阪北部地震から1年が経過したとの、ニュースをみて時の経つことの速さに驚いていた矢先。

自宅でテレビを見ていたところ、山形・新潟県方面で、最大震度6の地震が発生したとの速報が流れた。

慌てて、すべてのチャンネルを確認したら、どの番組も地震速報と津波の避難勧告に変わっていて、避難を繰り返し呼びかけるアナウンサーの声に、呆然とした。

そして焦った。

緊急時、何をどうしようか、家族で話していたはずなのに、何も浮かんでこない。とりあえず、備蓄したはずの水をどこにおいたか確認はしたけれど。

夜が明けて、大きな影響は今のところ聞こえてはこないが、それでも報道されている様子をみると、そこで過ごされていた方々の恐怖や不安感はどれほどであったか、おもんばかると心が痛い。

思えば、自然災害は繰り返し繰り返し起こっている。

それが、地球からの警告なのか?
きちんと受け止めているはずなのだが、結局、地震大国である国に居を構えるものとしての自覚が足りないのか?忘れているわけではないのに、記憶が薄れていることは認めざるを得ない。

どうしたら、記憶にとどめておくことができるのか。
何らかの形として残すにはどうすればいいのだろう・・などと堂々巡りを繰り返していた時、先日、ある団体の集まりで購入した「SDGs」のカラフルなピンバッチが目についた。

このような、ふと目につく形で消えゆく記憶を保存できるよう、公募でもして国を挙げて形にすればいいのに。
なおかつ、それに関連する収益がでれば、様々な支援に活用すればもっといのに・・・。

ともかく、今回の地震が起こった地域での余震や、近づく梅雨入りの影響で二次災害がでないよう

今日が、穏やかな一日でありますよう・・・衷心から祈る。

SDGs」についてはこちらを

大阪木材工場団地協同組合にもどる

居場所

令和がはじまりました。

皆様、GWはいかがお過ごしでしたか?

世間は、お盆と正月が一気に到来したような騒ぎようで・・・でも、元号が変
わるということは、やはり何かが変わっていくのだろうな~等と思っていた矢先のこと。

令和元年5月1日。 節目の日。

ひょんなことからイギリス人が我が家にホームステイをすることになった。

新しい時代の幕開け。
余韻に浸る間もなく、想像もしていなかった事態が唐突にはじまった。

必要最低限の単語と、身振り手振りでのコミュニケーションは、なんとも歯がゆいけれど、どうすればストレスなく共存できるのか、一人で勝手に混乱しているが、当の彼はというと、多少の遠慮はあるようだが、いたって自然体に見える。

聞くと、彼は父親がアメリカ人で母方の祖父母はスペイン人なのだとか。
異文化の環境は、こちらが気遣うほどでもなく普通な事なのかもしれない。

新しい時代

社会にも個々の暮らしにも、予測もつかないことがおこるのだろう。

従来の生き方や考え方に固執するつもりはないけれど、新たな時代に適応した生き方をするためには、様々な変化を受け入れ、認めなければいけないことはわかっているけれど・・・

それで自分らしくいれるのだろうか??? 堂々巡りの中

知らない人が来て、吠えちぎる我が家の愛犬たち。

「やぁ。友達になろう!」と話しかける彼に威嚇していたのに、知らないうちに、それぞれの居場所を見つけ当たり前のように過ごしている姿に、変に肩に力が入ってるのは自分だけだと気づかされた。

いつも通り、いつもの場所にいればいいんだ・・・。

いろんな人々の「いつもの一日」が積み重なって、今の生活がある。暮らしがある。

そして、それが歴史になるのだ。

ともかく、現在・・・

グーグル翻訳に頼るも、会話は全く成立しない日々は続いているけれど(-_-;)

わずかな期間でも同じ釜の飯を共にできるこのご縁に、感謝。

前世はイギリスの何処で出会っていたのか(笑)等と妄想しつつ、異文化コミュニケーションの楽しい格闘の日々は続く。

大阪木材工場団地協同組合にもどる