新幹線「のぞみ」の名付け親は、エッセイストの阿川佐和子氏なのだそうだ。
その経緯は
列車名の選考委員会に選ばれた彼女が、作家で列車ファンであった父「阿川弘之氏」に相談したところ、日本国鉄の列車の名前は歴代、大和言葉でつけられてきたとのアドバイスをうけ、委員会内で候補が上がっていた「希望」を大和言葉にすると「のぞみ」となる旨を提案したところ、それが採用されたのだとか。
「ひかり」「こだま」とくると、速度に関係ある名称かと思いきや、「ひかり」より速い新幹線に・・・「のぞみ」
でもなぜかしっくりと馴染んでいる。
それは大和言葉だから?
日本には、外国から伝わった「漢語」「外来語」と、生粋の日本語である「大和言葉」があり特に「大和言葉」は、日本古来からある言葉で、和語といわれている柔らかく温もりのある優しい言葉である。
最近では、略語やおしゃれな外来語や絵文字スタンプでコミュニケーションを図ることが主流となり、大和言葉を耳にする機会も少なくなってきているが
なぜかしっくりくる・・・のは、日本人たる所以がそうさせるのだろうか。
ともあれ、「時を表す言葉」だったり「自然や季節を表したり」「人と人とのお付き合いの言葉」等々
普段使いの言葉から、さりげなく使ってみたいものである。