笑門

昨年の秋から、ご縁があって「伊勢神宮」に三度も行く機会に恵まれた。

若干、多いなとは思っていたが、いやそれは自分にとっては必要な機会だったのだろうと得心している。

そして、その折に気付いたことがある。

宿泊した集落を歩いていると、とっくにお正月は過ぎているのに、どこの家にもしめ縄飾りが掲げてあるに気がついた。
そして中央には「笑門」「千客萬来」などと墨書きした門符(木札)が付いている。
なんだかとても興味深くで、宿の方に伺ってみた。
伊勢志摩では、一般的にはこのしめ縄飾りを一年間かけたままで過ごし、大晦日の夜にとんどして新しいしめ縄飾りを付けるのだそうだ。
そして、その集落では大みそかに豆まきをして「鬼は外~」と厄を追い出すのだそうだ。

謂れを調べてみると
「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」という伝説があり、蘇民の子孫である証拠として門符を掲げ、無病息災を願うようになったそうで、つまり、家内安全の祈りを込めた「厄除け」の門符なのだそうだ。

謂れは謂れとして、
玄関に「笑門」ってあったら、それだけでほっこりする・・・といったら語弊があるかもしれないが、なんともいえない心に残る旅になった。

そして、伊勢神宮に三回もお参りが出来た事の意味をもう一度考えてみる・・・。

わかったよ。

何事も「笑う」が一番! 忘れてないかい??ってことやね!

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