5月末に開催される伊勢志摩サミットで、政府は、G7=主要7か国として女性の活躍を後押しする決意を示したうえで、特に「リケジョ」と呼ばれる理工系の女性の育成は、女性の社会的地位の向上だけでなく経済成長の観点からも重要だと指摘し、G7が連携して環境を整備するための新たな取り組み「女性の理系キャリア促進のためのG7イニシアティブ」を発表する方向で最終調整しているのだそうだ。
「イニシアティブ」では具体的な活動として、G7で互いの政策を学び合って成功事例を共有することや、各国で活躍する「リケジョ」を紹介し、そのネットワークを強化することなどが表明される見通しで、このほか、質の高い教育や訓練などを通じて女性の能力を開花させるための具体策を盛り込んだ「行動指針」を首脳宣言の付属文書として採択する方針だとか・・・。
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時を同じくして、海外の一流大学が、あの「STAP現象」の再現実験を行ったとニュースで知る。
そして、思い出すのは割烹着姿で顕微鏡をのぞく女性の姿。
何がどうなのか凡人にはさっぱりわからないが、あの加熱した騒動の一端は若く女性らしい雰囲気のある彼女だったからではないのか?
まずは、科学に取り組んでいる全ての方々が真摯にニュートラルに科学に向き合い、社会の風潮が変わらなければ、どんなにサミットで宣言したことろで、第二第三の騒動は起こるだろう。
もっと自由に性別も年齢も関係なく、適材適所に能力を活かせる社会作りというのは現実味がないのだろうか。
そんな日が来る足掛かりに、このサミットの宣言がなれば理想的なのではあるが・・・。