今、できること

協同組合では、2014中期ビジョンの方針に基づいて、「災害に強い工場団地」を目指し、その第一弾として協同組合のBCPを策定した。

BCPの第一の目的は「命を守ること」

そのために協同組合として何ができるのか、様々な角度から情報を収集し、リスク分析を行い、有事が起こった時をイメージして考えてきた。

その矢先・・・

熊本県での大地震の発生をうけて。

頻繁に起こる余震、避難されている方々の疲労した姿、報道される悲惨な状況や、地震に便乗した犯罪等の情報に、胸が締め付けられ、何かをしなければという想いと、心の片隅に「南海トラフ」に影響がでたらどうしよう・・・という気持ちが湧いてしまった。

どんなに有事の事を想定してBCPを検討していても、どこか他人事の感があった。

支援物資の報道で思い出した、5年前に揃えてから放りっぱなしの、賞味期限の過ぎた備蓄用の水を前にして・・・。

今、できること。

どこで、いつ、地震が起こるかなんて、誰にもわからない。
だからこそ、地震の恐ろしさを忘れず、一人ひとりが覚悟をもって「命を守る」術を、考え続けていかなければいけないと改めて思う。

そして、今だけではなく、被災地がささやかな日常を取り戻せる日まで、適材適所の支援が届くよう、共に知恵をだし続けること。

あらゆる場所で地震が起こりうるこの国で生きている国民だからこそ出来ると信じている。

BCP(事業継続計画)とは、
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。

 

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